黒人の音楽であったリズム&ブルースに、白人がカントリー等を織り交ぜながら発展させた音楽。 イギリス出身のBeatlesがアメリカに活動の場を移した事でバンドブームが勃発し、シーンは大きく盛り上がりました(ブリティッシュ・インベイジョン)。
4人編成のバンドスタイルというのは当時画期的で、Beatlesの功績がいかに大きかったかは言うまでもありません。
また、「ロック」という言葉が生まれたのもこの頃で、それ以前は「ロックンロール」という呼び名が一般的でした。
当時のバンドが後世に与えた影響は測り知れず、以降生まれた全てのバンドが彼らの影響下にあると言っても過言ではありません。
この頁では、英米ロックバンドの名盤を紹介していきます。
ロックンロールが散りばめられたアメリカの青春映画。レビューはこちら>>Movie
モッズとロッカーの抗争を描いた作品。レビューはこちら>>Movie
Small Facesと並んで当時のモッズカルチャーを代表するバンドです。 若者の複雑な感情を代弁したような歌詞が特徴で、ライブの最後に楽器や機材を破壊する等の暴力的なパフォーマンスで有名。 また、多くのパンクバンドやパワーポップバンドが彼らをリスペクトしていることから、後のロック・シーンの土台を築いた偉大なバンドである事が分かります。 このアルバム以降、先進的な音楽性を持ったバンドに変化。
非常に凝った作りである彼らの代表作「Pet Sounds」に比べ、このアルバムは純粋なポップソングがズラリと並んでいます。 そこに以前のようなサーフ色は見られず、落ち着いた雰囲気のスローテンポな曲が増加。 Beatlesに追い付け追い越せと必死になり、徐々に精神が崩壊していくブライアン・ウィルソンの狂気はこの作品ではまだほとんど感じられません。 現在販売されているこのアルバムは「Summer Days」というアルバムとの2in1なので非常にお得です。
Dick Dale…初期のBeach Boysは、Dick Dale譲りのサーフ・テイスト溢れるサウンドだった。
フォーク界のプリンスと呼ばれていた彼が、ロックへ転身後に発表した作品。 当時フォークのファンにはかなり反感を買ったものの、ロックシーンには熱狂的に迎え入れられ、大ヒットを記録しました。 1曲目「Like A Rolling Stone」のイントロから軽快に飛ばし、荒々しくワイルドなサウンドを聴かせてくれます。 フォーク畑の人間がロックに接近し始めた当時を象徴する、フォーク・ロックの歴史的名盤と言えるでしょう。
The Band…The Bandは元々Bob Dylanのバックバンドとして活躍していた。
4名のカナダ人と1名のアーカンソー州出身者から成る5人組。 時代に逆行する音楽スタイルで人々の度肝を抜いた1stアルバムに続き、2ndである本作は更に親しみやすいメロディーを追及した彼らの代表作です。 ブルースやカントリー、ソウル、ゴスペルなどのアメリカンルーツミュージックが渾然一体となっており、 50年代以前のアメリカ南部を想起させるような内容。 フィドルやマンドリンを多用し、良い意味で古臭く味のある作品に仕上がっています。
Bob Dylan…The Bandは元々Bob Dylanのバックバンドとして活躍していた。