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アメリカン・グラフィティ

アメリカン・グラフィティ

1960年代サンフランシスコ郊外の町を舞台にした、アメリカ人の誰もが持つ高校生時代の体験を映像化した名作。 高校を卒業した主人公達が、旅立ちを翌日に控えた夕刻から翌朝までの出来事が描かれています。 古き良き時代のアメリカの町並みが次々と映し出され、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる青春映画の傑作。 ストーリー自体に起伏はあまりないのですが、青春時代の甘味なエピソードに誰しも共感してしまうはず。 オールディーズと呼ばれる当時の流行曲が全編に散りばめられており、サントラも大ヒットしました。

さらば青春の光

さらば青春の光

The Whoのアルバム『四重人格』を原作として製作された作品。 1960年代の英国ブライトンを舞台に、モッズとロッカーズの対立を描いたストーリーです。 青春映画特有の甘酸っぱさはあまり感じられず、自分の道を模索する若者の葛藤が描かれた、重苦しい内容。 登場人物のファッションやBGMなど、当時の文化が色濃く描かれているので、特にロックファンにはお勧めです。 The Whoが好きな人はもちろん、Fred PerryのポロシャツやRevi'sのジーンズなどモッズファッションに興味がある人も是非。

EL TOPO

EL TOPO

1970年のメキシコ映画で、監督はアレハンドロ・ホドロフスキー。 カルト映画の金字塔と言われるだけあり、万人に受け入れられる映画ではありません。 露骨な性描写やグロテスクな表現など、残虐極まりないシーンが多数盛り込まれています。 しかしそれらは単なる娯楽ではなく、社会に存在する矛盾や不条理を比喩しているのです。 更に聖書からの引用や、東洋思想の影響など、思想の深さという点でも他に類を見ません。 あまりに複雑難解な内容なのでここには書ききれませんが、本当に素晴らしい作品です。

白昼の幻想

白昼の幻想

B級映画監督の帝王、ロジャー・コーマン監督によるアシッド・ムービー。 一人の青年のドラッグ体験を描いた内容で、特にストーリーは無く、ひたすら色彩豊かなトリップ映像が映し出されます。 それはまるで万華鏡を覗いているようなチープな映像ですが、逆にそれがこの映画の魅力となっています。 ストーリーそのものを期待して観るような映画ではありませんが、60年代当時の独特の雰囲気を知る上では欠かせない作品だと思います。 また、「イージー・ライダー」での名コンビであるピーター・フォンダとデニス・ホッパーは、先にこの映画で共演しています。

嵐の青春

嵐の青春

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