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ネオアコと同じく、ニューウェーブから派生したジャンル。 ネオアコとほぼ同意語として使われる事が多く、その区別は感覚的なものでしかありません。 この頁では、シューゲイザーと呼ばれるバンドや、Elephant6やKindercor等のインディーポップも含めた、ギターポップの名盤を紹介していきます。

ネオ・アコースティック

ネオ・アコースティック

定番作品からネオアコ・テイストのギター・ポップ、入手困難なレア盤までを網羅。レビューはこちら>>Book

※バンド名/アルバムタイトルをクリックすると、そのバンドの公式HPもしくはファンサイトへ飛びます。

Teenage Fanclub / Grand Prix

Teenage Fanclub

常に安定した人気と実力を保持しているバンド。 初期はDinosaur Jr.にも通じる若干の荒さがあったのですが、本作で聴けるのは落ち着いた雰囲気の漂うフォーキーなサウンドです。 しかもソングライターが3人いるため、統一されたムードの中にも非常にバラエティに富んだ素晴らしい内容。 地元グラスゴーの郷愁を感じさせる、素朴な音作りが彼らの持ち味ではないでしょうか。 いくら人気が出ようと地元バンドとの繋がりを大事にしている所も好感が持てます。

The Jesus And Mary Chain / Psycho Candy

The Jesus And Mary Chain / Psycho Candy

シューゲイザーと呼ばれるジャンルの先駆けである彼ら。 フィード・バック・ノイズを垂れ流しながら淡々と歌うボーカルが特徴で、 陰鬱な雰囲気を醸し出しているにもかかわらずメロディがポップというのが魅力の一つ。 デビュー当時「Sex Pistols以来の衝撃」と絶賛され、その特徴的なサウンドでMy Bloody Valentine等多くのフォロアーを生み出しました。 彼ら自身はシューゲイザーではないのかもしれませんが、原形を作ったのは事実です。

The Apples In Stereo / Tone Soul Evolution

The Apples In Stereo / Tone Soul Evolution

Elephant6のレーベルオーナーが所属するバンドで、of Montreal等と並んでレーベルを代表する存在。 ギターを前面に押したジャングリーな演奏に、Beach Boys/ブライアン・ウィルソン譲りの極上メロディーを加えたようなサウンドです。 2ndにあたる本作は、ガレージ度の高かった1stよりもメロディを重視した内容。全編に心地よい雰囲気が漂う、アメリカのインディーポップを代表する1枚です。

Masters of the Hemisphere / st

Masters of the Hemisphere / st

アメリカ版Belle And Sebastianと形容される彼らの1stアルバム。 切ないジャケットが物語る通り、センチメンタルな雰囲気の漂うメロウなアコースティック・サウンドです。 しかしベルセバのようなネオアコ臭は少なめで、いかにもアメリカらしいローファイな音作り。 歌もあまり上手くありませんが、独特の温かみがあります。 リリースは、Elephant6と並ぶインディーポップ・レーベルの代表格「Kindercore」から。

The Vaselines / The Way of the Vaselines

The Vaselines / The Way of the Vaselines

80年代中期から数年間活動していたバンド。 Nirvanaがカバーした事からも分かる通り、このバンドがグランジの基礎となっている事は紛れもない事実です。 演奏技術ばかりが問われていた当時の風潮からは考えられない、極めてチープでなおかつポップなサウンド。 荒削りでどうしようもなく不安定な演奏なのですが、温かみを感じます。 轟音ギターと不釣り合いな女性ボーカルがキュート。

BMX Bandits / Star Wars

BMX Bandits / Star Wars

グラスゴーの重要人物ばかりを集めた豪華バンド。 と言っても、演奏の拙い部分が目立つローファイなギターポップサウンドです。 しかし、その絶妙なバランス感覚とポップセンスは間違いなくその後のグラスゴーシーンの基礎となっており、特に本作は彼らの飾らないサウンドが顕著に表れた内容となっています。 以降の作品で若干垢抜けた感はあるのですが、基本は何も変わらずそちらもお勧め。

Talulah Gosh / Backwash

Talulah Gosh / Backwash

サラ・レーベルの看板バンドであったHeavenlyの前身バンド。 アメリア嬢によるロリータ・ボイスが非常に特徴的で、作品全体に乙女チックな印象を受けます。 RamonesBuzzcocksを思わせるパンキッシュでメロディアスな部分も持ち合わせており、パンク好きにもお勧めできる内容。 本作は、彼女らの音源を余すところなく収録したディスコグラフィー的作品。

The Pastels / Illumination

The Pastels / Suck On

グラスゴーの大御所とも言えるバンド。 不安定な演奏とヘロヘロのボーカルが非常に印象深く、浮遊感のある独自のサウンドを展開しています。 本作でもその特徴はしっかり表れているのですが、以前の作品には無かったチープなシンセ等あらゆる音がひしめき合っています。 夢見心地な気分にさせてくれる、壊れたポップ・ナンバー目白押しの傑作。

My Bloody Valentine / Loveless

My Bloody Valentine / Loveless

シューゲイザーを代表する彼らの最高傑作。 ネオアコ寄りの音を鳴らしていた初期の作品も素晴らしいですが、彼らと言えばやはり本作ではないでしょうか。 全体を通して垂れ流されるギターノイズの洪水に、何とも言えない心地良さを感じる作品。 その異端なサウンドに最初は戸惑うかもしれませんが、耳を凝らして聴けば絶妙なポップセンスが見え隠れしているのが分かります。 ギターノイズの美しさを教えてくれる重要な1枚。

The Stone Roses / st

The Stone Roses / st

絶妙なグルーブ感を持った伝説的バンド。 彼らの登場によってイギリスの音楽シーンは変化し、マンチェスター・ブームが訪れました。 古き良きロックサウンドにダンスミュージックの要素を加えたような独自のサウンドで、そのズバ抜けたグルーブ感にただただ圧倒されます。 彼らはイギリスの音楽シーンにおいて非常に重要な存在で、ブリットポップや後の音楽シーンに多大な影響を与えているとされています。

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