ネオアコと同じく、ニューウェーブから派生したジャンル。 ネオアコとほぼ同意語として使われる事が多く、その区別は感覚的なものでしかありません。 この頁では、シューゲイザーと呼ばれるバンドや、Elephant6やKindercor等のインディーポップも含めた、ギターポップの名盤を紹介していきます。
常に安定した人気と実力を保持しているバンド。 初期はDinosaur Jr.にも通じる若干の荒さがあったのですが、本作で聴けるのは落ち着いた雰囲気の漂うフォーキーなサウンドです。 しかもソングライターが3人いるため、統一されたムードの中にも非常にバラエティに富んだ素晴らしい内容。 地元グラスゴーの郷愁を感じさせる、素朴な音作りが彼らの持ち味ではないでしょうか。 いくら人気が出ようと地元バンドとの繋がりを大事にしている所も好感が持てます。
シューゲイザーと呼ばれるジャンルの先駆けである彼ら。 フィード・バック・ノイズを垂れ流しながら淡々と歌うボーカルが特徴で、 陰鬱な雰囲気を醸し出しているにもかかわらずメロディがポップというのが魅力の一つ。 デビュー当時「Sex Pistols以来の衝撃」と絶賛され、その特徴的なサウンドでMy Bloody Valentine等多くのフォロアーを生み出しました。 彼ら自身はシューゲイザーではないのかもしれませんが、原形を作ったのは事実です。
Elephant6のレーベルオーナーが所属するバンドで、of Montreal等と並んでレーベルを代表する存在。 ギターを前面に押したジャングリーな演奏に、Beach Boys/ブライアン・ウィルソン譲りの極上メロディーを加えたようなサウンドです。 2ndにあたる本作は、ガレージ度の高かった1stよりもメロディを重視した内容。全編に心地よい雰囲気が漂う、アメリカのインディーポップを代表する1枚です。
80年代中期から数年間活動していたバンド。 Nirvanaがカバーした事からも分かる通り、このバンドがグランジの基礎となっている事は紛れもない事実です。 演奏技術ばかりが問われていた当時の風潮からは考えられない、極めてチープでなおかつポップなサウンド。 荒削りでどうしようもなく不安定な演奏なのですが、温かみを感じます。 轟音ギターと不釣り合いな女性ボーカルがキュート。