ポスト・パンク・シーン以降、ニューウェーブと呼ばれる多種多様なサウンドを展開するバンドが出現し始めたのに対し、よりパンクロックの激しさを増幅させたジャンルとして登場したのがハードコア。
性急なリズムや簡素な演奏、叫び散らすボーカル等が特徴です。
また、ほとんどのバンドが社会的・政治的なテーマを掲げており、元々パンクにあった反社会性や皮肉めいたものは感じられません。
一口にハードコアと言っても、国籍や年代によってサウンドタイプは様々なのですが、この頁ではまとめて扱っています。
かつてないヴォリュームで綴る、パンク/ハードコア"正史"。レビューはこちら>>Book
ブラストビートの先駆的存在とされるだけあって、とにかく曲のスピードが半端ではないイギリスのバンド。 グラインドコアとまではいきませんが、若干メタリックな質感のサウンドが非常にカッコ良いです。 どことなくUSハードコアにも通じるポップさも感じられ、イギリスのハードコアを敬遠している人にもお勧めできます。 本作は、ミックスに失敗していた音源をリマスターして再発したもの。
90年代に活躍したシカゴのハードコアバンド。 ファストコアと呼ばれるジャンルに数えられるだけあって、曲の速さは異常です。 しかし絶妙なポップさも持ち合わせていて、案外ポップなパンクが好きな人にも受け入れらそう。 本作は彼らの2枚組ディスコグラフィーで、ライブ映像も収録されたボリューム満点の内容。 映像観ると分かりますが、とにかくすごい事になってます。
ファストコアの重要レーベル「Slap A Ham」のオーナーであるクリス・ドッヂのバンド。 メンバー全員が交互にボーカルをとるスタイルで、その掛け合いが非常にカッコ良いです。 本作は3rdアルバムで、彼らのラストアルバムになります。 それまでの作品はただただ似たようなショートチューンの連発と言った感じでしたが、本作は一曲一曲の個性が強い内容。
Stikky…クリス・ドッヂがSpazzの前にやっていたバンド。