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neo acoustic

New Waveから派生した音楽で、アコースティック楽器を中心とした透明感のあるサウンドが特徴。

ジャズやボサノヴァ、ソウル等の影響を感じさせる、都会的で洗練された雰囲気を持っています(インチキ臭いのもあり)。

ここ日本ではフリッパーズ・ギターのメジャー・デビューがきっかけでブームとなり、洋楽ファン以外にもネオアコが浸透しました。

この頁では主に80〜90年代のネオアコの名盤を紹介していきます。

ネオ・アコースティック

ネオ・アコースティック

定番作品からネオアコ・テイストのギター・ポップ、入手困難なレア盤までを網羅。レビューはこちら>>Book

※バンド名/アルバムタイトルをクリックすると、そのバンドの公式HPもしくはファンサイトへ飛びます。

Aztec Camera / High Land,Hard Rain

Aztec Camera / High Land,Hard Rain

ロディ・フレイム(当時19歳!)を中心としたバンド。 本作はRough Trade Recordsからリリースされた彼らの1stアルバムで、ネオアコの定番中の定番です。 ピュアなメロディ、キラキラ輝くギター、ソウルやラテンの影響等々、この作品にネオアコの良さが全て詰まっていると言えます。 さすが10代の人間が奏でているだけあって、青臭さも半端ではありません。 現在ロディはソロで活躍中です。

Friends / Let's Get Away From It All

Friends / Let's Get Away From It All

テンション高めのトランペットの音が妙に印象深いアルバム。 ジャケットの写真から受けるイメージ通り、清涼感たっぷりの爽やかなサウンドを聴くことが出来ます。 彼らの作品に関してはいずれも甲乙付け難いのですが、ジャケットも含めて評価するならやはりこの1stでしょうか。 LPではたまに見かけるのですが、CDはレア化しているためほとんど見掛けません。 レーベルはRumble FishなどをリリースしていたSummer House。

Prefab Sprout / Steve McQueen

Prefab Sprout / Steve McQueen

ノスタルジックな世界観を持った彼らの2ndアルバム。 前作に見られた曲構成の複雑さは影を潜め、ポップなメロディを前面に押した内容です。 80年代ネオアコの代表作であるのは間違いないのですが、この青臭さはあらゆるロックの名盤の中でもトップクラス。 透き通るような女性コーラスもどこかひんやりと冷たい印象で、本作を聴く度に木枯らしの吹く季節を思い出します。 しかし、ウエスタン調の1曲目だけ妙に浮いている気がするのは自分だけでしょうか。

The Hit Parade / With Love From...

The Hit Parade / With Love From...

ジュリアン・ヘンリー率いるHit Paradeの1stアルバム。 エバーグリーンなメロディを奏でる、ポップミュージックのお手本のような内容です。 特に本作のハイライトとも言える「My Favourite Girl」は、 昔の夏休みの思い出が蘇るような素晴らしい青春メロディを持ったギターポップナンバー。 そのハンドメイドな雰囲気の溢れる音作りがいかにもSarah Reocordsらしく、拙い演奏も逆に味となっています。 廃盤が続いていた本作ですが、最近紙ジャケで再発されました。

>>My Space

Ben Watt / North Marine Drive

Ben Watt / North Marine Drive

ネオアコのレーベル「Cherry Red」を代表するシンガーソングライター。 現役で活動するEverything But The Girlの片割れです。 全編アコースティックサウンドの本作はボサノヴァの影響が強く、まるでカフェ・ミュージックのように洒落た雰囲気。 時折響き渡るホーンも良いアクセントになっています。 内容はもちろん、美しいジャケットにも要注目。 相方のTracey Thornも彼と同路線のソロを発表していてそちらもお勧めです。

Belle And Sebastian / Tigermilk

Belle And Sebastian / Tigermilk

グラスゴーのバンドと言えば真っ先に名前が挙がる彼ら。 グラスゴー出身ならではの素朴で繊細な作風で、デビュー当時から高い評価を受けていました。 1stにあたる本作は、以降のアルバムよりも1曲1曲の個性が際立つ内容。 もしも彼らのサウンドを地味で物足りないと感じる人は、このアルバムから入る事をお勧めします。 本作は大学のプロジェクトの一環として制作されたものらしく、再発されるまで高値で取引されていました。

Monochrome Set / Westminster Affair

The Gamits / Endorsed by You

70年代後半のパンク・ロック・ムーブメント真っ盛りのロンドンのインディーズレーベル、Rough Tradeの第一弾レコードとしてデビューしたネオアコ系バンド。 ネオアコ、サイケデリック、エスニック(実際にリーダーのビドはインド人)等様々な要素を吸収し、癖になる不思議なサウンドを展開しています。 アンディー・ウォーホルは彼等のサウンドについて、「VenturesとVelevet Undergroundを足して2で割った様」だと評したそうです。

Dislocation Dance / Midnight Shift

Dislocation Dance / Midnight Shift

マンチェスター出身のジャジーなネオアコ系バンドです。 初期のファンク・タッチなアヴァンギャルド路線を経て、 本作で聴けるのは曇り空を想起させる内省的なサウンド。 潤んだ女性ボーカルの歌声とトランペットの絡みがより一層物悲しさを増幅させており、 初期とはまた違った良さを持つアルバムに仕上がっています。 誰が聴いても80年代の音と分かるチープなシンセも好印象。

Orange Juice / You Can't Hide Your Love Forever

R.E.M. / Murmur

エドウィン・コリンズ率いる、ネオアコを代表するバンド(前身はNew Sonicsというパンクバンドでした)。 1982年にリリースされた本作は、ネオアコの歴史の中でも割と初期のアルバムです。 ファンキーな楽曲とチープな打ち込み、そして何よりジェームスカークによる個性的なギターが輝いています。 お洒落な感覚と危なっかしい演奏が同居する、正にネオアコというジャンルを体現している1枚。

Louis Philippe / Passport To Pamplona

Louis Philippe / Passport To Pamplona

元はバンド形態でクレスプキュールからデビューした彼が、エル・レーベルからソロ名義で出した作品(本作は2nd)。 ソフトロック等の60年代ポップスに影響を受けているだけあって、 曲もBeach Boysを髣髴とさせるポップナンバーが目白押しです。 淡々とした曲展開と儚げな雰囲気が特徴で、彼独自の世界観が広がっている1枚。 廃盤のため入手が困難なのが残念です。

>>My Space

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