主に70年代後半から80年代初頭にかけて盛んになったジャンルで、 Raspberriesなどを始めとする小気味良いロックンロールバンドの事を指します。
「Beatlesのメロディ、Beach Boysのハーモニー、The Whoのビートを組み合わせた音楽」と表現される事もあり、 あくまでベースにあるのは60年代ロック。シンプルな演奏と甘いメロディが特徴の、ポップさを前面に押したジャンルだと言えるでしょう。
サウンド面ではパンクロックに似ている部分が多少ありますが、暴力性や破壊性、メッセージ性は皆無です。
この頁では、70〜80年代の旧世代パワーポップの名盤を紹介していきます。
アルバム&シングル合わせて600枚以上を掲載。。レビューはこちら>>Book
流通が悪かったせいで当時ほとんど評価されなかったメンフィスのバンド。 基本はBeatles直系のブリティッシュビートですが、南部出身ということで当時の他のパワーポップバンドとは多少毛色が異なる部分があります。 ニューウェーブ以降の多くのバンドに支持されていて、PosiesやTeenage Fanclubなどは特にその影響が顕著。 また、パワーポップに限らず、他ジャンルにも多大な影響を及ぼしています。 本作は1stと2ndがカップリングされたお得盤。
Guitar Pop…Big Starに影響を受けているギターポップバンドは多い。
パワーポップの理想型とも言える、卓越したポップセンスを持ったバンド。 その実力の割に認知度は低く、日本ではあまり知られていない存在です。 1stアルバムである本作は、ファンジンのタイトルにもなった「Yellow Pill」をはじめ、「Sky Is Falling 7/79 」や「Cheri」など名曲揃いです。 Beatlesを思わせる正統派のパワーポップサウンドが聴きたいなら是非お勧め。
ニュージャージー出身のトム・マロルダが、たった一人で制作した宅録音源。 パワーポップの隠れ名盤です。 他のメジャーのパワーポップバンドと比較しても全く引けを取らないほどのクオリティで、宅録だけに細部の粗さは目立つものの作曲能力は抜群です。 爽やかな歌声も心地よく、非常に親しみやすい内容。 本作は1stアルバムにボーナストラックを大量に追加した2枚組です。