HomeMusicMelodic Hardcore日本のメロディックなパンクバンド

主にHi-Standard以降に登場した、日本のメロディックなパンクバンドの名盤を紹介していきます。

Hi-STANDARD / Growing Up

T-Bone Walker / The Complete Imperial Recordings: 1950-1954

インディーズブームの走りと言われているバンド。海外ではNOFXのファット・マイクにプロデュースされていました。 1stにあたる本作は、海外のメロコアに最も近い雰囲気を持った作品。 Mamas & PapasやBay City Rollersなどカバーの選曲がなかなか面白いです。 本作でパンクを知ったという人も多いのではないでしょうか。

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Sherbet / st

Elmore James / The Sky Is Crying : The History of Elmore James

Hi-STANDARDの難波がプロデュースしたバンド。 高音と低音のツインボーカルの掛け合いが特徴的です。 例えは悪いですが、Dillinger Fourをチープにした感じの音。 解散後、ReachとThumbに分かれました。 個人的に、90年代日本におけるメロディックパンクの名盤だと思います。 名曲「Summer Beach」収録。

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Life Ball / Step Wise

John Lee Hooker / The Very Best Of John Lee Hooker

スカコアと言うよりは、Operation Ivyの影響を受けたポップパンクバンドと言った塩梅のサウンド。 活動期間が短かったためか正当な評価が得られていない気がします。 本作は唯一のアルバム作品で、代表曲「Love Me」を収録。 9曲目「Because I Love It」はGoing Steadyがカバーしていました。

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Fruity / Songs

Howlin' Wolf / Moanin' In The Moonlight

現Your Song Is Goodのメンバーが在籍していたバンドで、上記のLife Ballと同じくOperation Ivyの影響下にあります。 更にスカ以外にもあらゆる音楽の要素が詰め込まれていて、良い意味で雑多な印象を受けるサウンド。 テンションの高さが半端ではなく、SnottyやLarge400など多くのフォロワーが生まれました。 本作はディスコグラフィー盤で、ライブ音源も収録。

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Navel / Uneasy

B.B.King / Live At The Regal

ほのぼのした雰囲気の中に美メロが流れる名盤。 これと言って難しい事はしてないのに、唯一無比の存在です。 無理矢理例えるなら、SkimmerなどのUKメロディックに少し近い雰囲気。 途中で挟まれるショートチューンも良いアクセントになっています。 本作は長らく廃盤になっていましたが、遂に本人たちのレーベルより再発されました。

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Husking Bee / Grip

Freddy King / Freddy King Sings

まだ日本でエモという言葉が一般的ではなかった頃から、エモの要素を取り入れていたバンド。 1stアルバムである本作は、後期ほどエモの要素は感じないものの、他のバンドには無い情感が漂う内容となっています。 また、後期にあったような日本語詞の曲はまだ無く、曲調も2ビートでメロコア調。 デビュー作ならではの若さ溢れる良い作品だと思います。

Brahman / A Man of the World

Albert King / Born Under a Bad Sign

東洋的な世界観を持ったバンド。 ハードコア/メロコアに民族音楽を注入したような、非常にジャンル分けが難しいサウンドです。 独自性では群を抜いており、日本が海外に誇れる数少ないバンドではないでしょうか。 本作は、初期の名曲が数多く収録された彼らのデビュー作。芸術性すら感じる美しい作品です。

Captain Hedge Hog / Bonanza

Otis Rush / Essential Collection: The Classic Cobra Recordings 1956-1958

どこか切なく懐かしいメロディを響かせるバンド。 一度聴くと忘れられない、個性的な声質のボーカルが特徴です。 1stではもう少しドタバタしたサウンドだったのですが、本作は良い意味で落ち着きが見られ、よりメロディに磨きがかかった印象を受けます。

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Hawaiian6 / Souls

Magic Sam / West Side Soul

2ビートの性急なドラムに、昭和歌謡のような哀愁漂うメロディが乗る個性的なバンド。 基本は山口百恵を髣髴させるマイナー調の曲が多いですが、途中Hi-STANDARDに通じるような明るい曲もいくつか飛び出します。 実際、結成当初はHi-STANDARDのコピーバンドだったらしいです。 また、メッセージ性の非常に強い歌詞も特徴。和訳を読みながら聴くことをお勧めします。

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Holstein / Bandstarter

Lightnin' Hopkins / The Complete Aladdin Recordings

こちらは割と最近のバンド。 歌謡曲調のメロディはHawaiian6の影響がありそうですが、メタリックなギターやエモ―ショナルなボーカルはWeezerからの影響がありそうです(実際Weezerを強く意識した曲も収録されています)。 他にも様々な要素が感じられる内容で、メンバーの懐の深さが伺えます。 メリハリの効いた攻撃的な演奏が非常にカッコ良いです。